2月1日提出された新年度予算案の説明の中で、シタラマン(Sitharaman)財務相は、パンデミックの悪影響からインド経済を復活させるための6の柱(6 pillars)を強調しています。
1.健康と福祉
2.物的・金融的資産及びインフラストラクチャー
3.意欲的なインドのための包括的な開発
4.人的資本の再活性化
5.イノベーションと研究開発
6.最小の政府と最大の統治
モディ首相は、コロナ禍の2020年「自立したインド」(Atmanirbha Baharat)と名付けた総額約23兆3千億ルピー(約32.9兆円)の国民支援策及び経済対策を実施しています。今年度の予算案はその対策を継続するものであり、国民をあらゆる面において自立させることによりインドを立ち直らせる指針となるものです。
特に6番目の最小の政府による最大の統治は、モディ首相の政策目標のひとつであり、インドの政治・経済及び人々の生活面での構造改革により効率的な行政サービスを提供することを意味しています。コロナ禍においても感染の拡大を早期に抑制し、インド経済を高成長軌道に乗せる予算となることが期待されます。
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