インドで開発中のコロナウィルスワクチン「Covaxin」が第3段階の試験に入ったとAIIMS(全インド医科学研究所)のスリヴァスタヴァ博士が発表しました。本ワクチンはAIIMSがバーラトバイオテック社と共同開発しているもので、55歳のスリヴァスタヴァ博士自らが接種し、約1ヶ月後に2回目の接種を行うことになっています。同博士によれば、副作用は全くなく、今後1,000人のボランティアに対して接種試験を行い、その後第3段階の試験のため26,000人の感染者に対して効果の確認試験を行うとのこと。同博士は、Covaxinの有効性が立証できれば、現在開発中の他のどのワクチンよりも安価なワクチンとなり、その保管も2℃~8℃でできるため極めて扱いやすいものになると述べています。
第3段階の試験にはもう少し時間がかかると思われますが、もし有効性と安全性が確認されれば全世界に安価で供給できる可能性があります。
(写真:Bharat Biotech社ホームページより)