中国で始まった新型コロナウィルスの感染拡大で、現在世界各国は防疫対策を強化していますが、かなりのスピードで多くの国に広まり、感染拡大が止まない状況です。交通が発達してとても便利な世の中になった反面、世界が狭くなって、良いことも悪いことも一瞬にして世界の隅々に伝播する時代になっています。
インドでは感染者が確認されており、今後、防疫対策のためインドへの入国制限措置が段階的に強化される可能性があります。 3月3日時点で在インド日本大使館の発出している「新型コロナウィルスに関する注意喚起情報」の主な内容は以下の通りです(出張等でインドへ渡航予定の方は、出発前に最新情報を確認し入国時のトラブル防止に役立ててください)。
(以下、在インド日本大使館ホームページ情報より)
1 3月3日,インド政府は,まだインドに入国していないイタリア,イラン,韓国,日本の国籍者に対して3月3日以前に発給されているあらゆるビザ(通常ビザ及び e-Visa)は無効となると発表しました。インドに入国する必要がある人は,最寄りのインド大使館,インド総領事館において新たなビザの申請を行う必要があるとのことです。 また,インド政府は,2月1日以降に中国,イラン,イタリア,韓国,日本を 訪問した外国人に対して発給されているビザ(通常ビザ及び e-Visa)は無効となると発表しました。
2 以上の他,新型コロナウィルスに関連してインド政府が実施している入国管理措置は次のとおりです。
(1)現在中国(香港,マカオ,台湾は含まない)にいる中国人及び外国人は,2月5日前に発給されたビザ(通常ビザ及び e-Visa)ではインドへの渡航は許可されず,2月6日以降に在中国インド大使館又はインド総領事館で発給されたビザを所持していない限り,入国は許可されない。
(2)中国からインドへの渡航の必要がある人は,北京のインド大使館又は上海 又は広州のインド総領事館に連絡する必要がある。
3 新型コロナウィルスに関連してインド政府が実施している検疫措置は次のとおりです。
(1)中国,韓国,日本,イラン,イタリア,香港,マカオ,ベトナム,マレー シア,インドネシア,ネパール,タイ,シンガポール,台湾から到着する航空機の搭乗者に対して,入国前に発熱検査及び健康診断カード申告によるスクリーニングを実施する。
(2)スクリーニングの結果,発熱(37.22℃以上)や咳等の呼吸器症状がある場合には,停留(検疫)施設や医療機関に送られ,一定期間停留される可能性がある。
(3)これらの国から到着した渡航者は,入国後28日間,インド政府による観察対象者とされ,健康状態等について照会される場合がある。新型コロナウィルス感染者や感染の疑いのある者と接触があったと判断される場合は(疑い事例の人と機内で近くの席に座っていた場合を含む),隔離される可能性がある。
4 また,3月3日,インド保健・家庭福祉省は,アグラにおいて,6件の感染疑い事例が確認されたと発表しました。
(各種情報が入手できるサイト)
在京インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/index.html
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
外務省海外安全ホームページ
厚生労働省ホームページ:新型コロナウィルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウィルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
在インド日本国大使館ホームページ
https://www.in.emb-japan.go.jp/itprtop_en/index.html
(以上)