インドと言えばお釈迦様を思い浮かべる人が多いと思います。
お釈迦様が悟りを開かれた場所はマガダ国のガヤーという都城だったと言われ、現在のビハール州です。お釈迦様はその都城の郊外尼連禅河のほとりで6年間苦行を積まれ、苦行の無益なことを悟られてそれをおやめになり、対岸にある前正覚山にしばらくとどまった後、再びもとの場所から3キロほど上流の地点の菩提樹の下で座禅を組み、悟りを開かれたと言い伝えられています。
現在はその地を記念するため壮麗な大塔が建てられ、周辺には巡礼のための宿舎その他が整備されて、ひとつの町をなしブッダガヤーと名付けられています。ガヤーの町で汽車を降り、バスかタクシーで南へ約10キロ走れば、このブッダガヤーに着くことができます。仏教を信仰する人々にとっては、一度は訪れたい場所となっているようです。