1月20日までの約1週間、ヒマチャルプラディシュ州へ出張に訪れた。
この時期のダラムサラの空港(カングラ空港)では晴れの日、冠雪したヒマラヤ山脈が望める。実に美しい景色。この空港、ラウンジもなければレストランもない。あるのは小さなコーヒーブース。ここではサンドイッチやカップヌードルなども売っているが、ちょっと手を出す気にはなれない。このカングラ空港で約9時間過ごすこととなった。理由はデリー行きエア・インディア便の出発時刻の変更。
予約便の出発時刻は13:05。この便が出発日の2日前、08:30発に変更されたため、宿泊していたハミルプールにある宿舎を早朝04:30に出発できるよう手配し早めに就寝。朝起きて、メールをチェックすると夜中(23:37)に同便が11:00発になったとメッセージが入っていた。既に車の手配も終わっていたことと、また早くなっては乗り遅れる恐れがあると判断し、予定どおり04:30に宿舎を出発し、06:25にカングラ空港に到着。それからがストレスの連続。
11:00発が12:40発に変更、12:40が1300過ぎ発に変更、13:00過ぎ発が14:00過ぎ発に変更、最終的に出発したのは15:00をちょっと回った時間であった。1月19日の出来事。
この時期は、共和国記念日のパレード(1月26日)の予行が行われることがあり、その影響でデリー周辺空域が一時的に飛行禁止になることがあり、かつてそのために2時間フライトが遅れたことを経験しているので、そのためかと思ったが、それにしては長すぎる。第1回目の変更時刻08:30から6時間以上の遅れ。
空港には十数人のインド人と数名の外国人らしき人がいたが、このたび重なる変更に誰一人として声を荒げてエア・インディアのスタッフに抗議したり、噛みついたりしたりしなかった。これには感動した。
遅れることが当たり前のインドの航空便に慣れているのか、忍耐強いのか、流石インド人と感心することしきりであった。
デリーでのアポは残念ながらキャンセルせざるを得なかったが、成田行きの便に無事乗ることができたのはラッキーであった。
インド内で乗り換えを予定する場合は十分な余裕をもつ必要があることをあらためて思い知らされた。