今年もインド共和国記念日パレードが首都ニュー
デリーで行われました。今年のチーフゲストはフランスのオランド大統領です。
一昨年は安倍総理、昨年はオバマ大統領がチーフゲスト
となったことからも、最近では世界中から注目の集まる行事となっております。本パレードには各州の山車が参加するという軍一色のパレードとは趣を異にしているのも人気のある要因の一つでしょう。本年、特に注目されているのは、フランス軍のパレード参加です。本パレードは過去66回を通して外国の軍隊が参加したことはありません。今年のパレードにフランス軍が参加
することは画期的な出来事と言えるでしょう。これがきっかけとなって、チーフゲストの国の軍隊がパレードに参加するということが慣習となるやもしれません。さて、来年のチーフゲストはどの国になるか、そして自国の軍隊をパレードに参加させるか、非常に興味深いところです。
もう一つの注目すべき点は、フランスがチーフゲストに選ばれたのが今回で5回目という点です。
過去、5回も招待された国はありません。これも異例です。過去に4回も招待されているフランスが、何故この時期に再び招待されたのでしょうか。また、これに先立ち、日本、米国と招待され、安倍総理に次いでオバマ大統領がチーフゲストとなった背景にはどのような事情があるのでしょうか。