2013年に改正された新会社法で一定規模の会社には女性の取締役を置くことが義務付けられたことは既にご存知のことと思いますが、Make in Indiaキャンペーンにおいても、女性を積極的に活用しようとする動きが強まっており、女性の起業家も増えつつあります。これはインドに限ったことではなく、世界的な動きと言えますが、インドの農村部では、主人の許可がないと家から出ることもできないといった習慣がいまだに残っているところもあるのが現状です。女性の職場進出は、インドの都市部では当たり前になって来ていますが、この動きが男尊女卑に近い習慣の残る農村部まで広がれば、インドの労働力は凄まじい勢いで強化されて行くでしょう。
今、世界を見渡してみると、女性労働力を上手に活用している国が安定的な経済成長を維持しており、女性の活躍の場が制限されている国の経済が停滞しています。インドは確実に前者となりつつあり、これもインドの安定的な経済成長に貢献する大きな要素の一つと言えるでしょう。
10月12日(月)PHD商工会(デリー)において、女性企業家のMake in Indiaにおける役割というテーマでセミナーが行われます。ご興味のある方はご参加ください。