中国の鄧小平が経済自由化に踏み切ったのが1978年。インドのラオ首相が経済自由化に踏み切ったのが1991年。その差は13年。この13年の差が現在の中国とインドの経済発展に如実に表れており、このギャップを数年でインドが埋めることは不可能であろうと言われていました。がしかし、その予想を覆す現象が起きています。右図は、印中の国内総生産を比較したものですが、国内総生産で見ると2014年の3/四半期にはインドが中国を追い抜いてしまいました。この勢いが続くか否かは今後のインドの政策によるところ大ですが、モディ政権発足以降の施策を見る限り、その可能性は十分あるといって良いでしょう。期待せざるを得ません。