食品加工分野が熱い!
食品・飲料関連の日系企業によるインド市場参入が本格化して来ています。キッコーマンや日清食品、サントリーといった企業が投資拡大の動きを見せています。
また、アサヒビール、カルビー、エースコック、ハナマルキ、江崎グリコなどもインド進出に意欲を示し、カゴメは三井物産と組んで、インドの大手Ruchi Soya Industies社とRuchiKagoma社を設立することで合意しました。
中間所得層(middle class)の増加とともインドの食品消費量は安定して推移しており、魅力ある市場であることは誰もが認める反面、不十分な保冷技術や物流インフラにより、生鮮食料品の3割以上が廃棄されているというデータもあり、食品加工分野における日本企業への期待は大きいといえます。
農業分野においても、中国より大きい耕地面積を有しながら、穀物生産量は中国の半分程度という現状から、インド政府としても農業を重視し、その生産量向上に努めているところです。
インドの貧困撲滅に貢献する意味でも、日本の食品加工関連企業や農業従事者によるインド進出への期待は、今後益々高まることが予想されます。