日本神話
スズキ自動車の貢献もあり、また日本が米国のビルを次々と買収して目覚しい成長を遂げていったこともあり、1980年代後半から1990年代前半にかけて、インドに日本神話が芽生えて行きました。
日本神話とは、一言で言えば日本製品に対して崇拝にも似た信頼を寄せることです。つまり、日本製品であれば何でも優秀であり、その質は極めて高く故障しないと信じて疑わないのです。
1990年代初めには、made in Japanという文字が入っているだけで売れるという現象も起きていた。例えばカメラ。よく見ると、Lens made in Japan(レンズのみ日本製)と書いてあったりするのですが、それだけでも他のカメラより売れたのです。
最近は、家電分野で韓国や中国、それに欧州勢に押しまくられており、日本製品のシェアは見るも無残な結果になっていますが、それでも日本ブランドはまだまだ健在です。これが健在なうちに、再び日本製品に盛り返してもらいたいものです。