シーク教徒とターバン
シーク教徒は、原則としてターバンを巻きます。現在のマンモハン・シン首相もシーク教徒であるため、ターバンを巻いています。
シーク教徒がターバンを巻くのは宗教上の理由からですが、現在は職業上の理由からターバンを巻かないシーク教徒も増えてきています。例えばイギリスで医師として勤務している友人は、シーク教徒でありながら衛生上の理由からターバンを巻いていません。
別の友人の息子はインド海軍の軍人ですが、彼も勤務配置上の理由からターバンを巻いていません。厳格なシーク教徒は、髭は剃らず、髪の毛も切りませんが、髭を剃り髪の毛も切っていながらターバンだけ巻いている友人もいます。
もっとも、髭は剃り落とすのではなく、見た目に立派に見える程度は、はやしています。髭を剃らないシーク教徒は、髭がかなり下まで伸びてしまうので、くるくると丸めて収める髭ネットというのを使ったりしています。
シーク教徒の子供はどうでしょうか。原則は、髪の毛を丸めて収める帽子のようなものをかぶります。インド海軍の軍人として勤務している友人の息子も、子供の頃はちゃんとその帽子を被っていました。