インディラ・ガンディー国際空港出国カード記入カウンターでの出来事
出国カード記入カウンターで出国カードに必要事項を記入していたら、突然外国人に話しかけられました。出国カードの書き方が分からないので代わりに書いてくれということでした。色々話を聞きながら記入のお手伝い(実際には、サイン以外全て記入してあげた)をしていて気が付いたのですが、彼は読み書きが出来なかったのです。
インド在住時、臨時雇用のドライバーに「これ、やっといてね」と言ってメモを渡したところ、ドライバーがメモを縦にしたり横にしたりして眺めているのを見て、「あっ、彼は読み書きが出来ないんだ。」と驚いた経験を思い出ました。口頭では英語で全く不自由なく意志の疎通を行っていただけに、余計ビックリしたのではっきり記憶に残っております。
その時に感じたことは、「インドでは英語が生きている」ということでした。コミュニケーションの手段として、しっかり活用されているからです。日本では、簡単なメモぐらい大方の人は読むことが出来ると思うのですが、コミュニケーションの手段として日常的に活用している人は大変少ないのが現状です。
まず文字から入るという日本の教育要領も影響しているのかもしれません。あらためて語学の役割とその習得要領について考えさせられる1日でした。